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日本文化と絨毯文化

日本の文化ってどうなっているのかな?
専門的に勉強したわけではないので、
この記事は僕の憶測になるわけだけど・・・
続き
日本の文化は日々変わってきている。
極東にあるだけに様々な国々の文化を自国流にアレンジした文化だ。
しかし、生活に根付いた今も変わらない文化もある。
箸と茶碗とお椀。これだけでは日本特有とはいえないが、
日本ならではの特徴がある。
全部「マイ」が付く。
マイ箸、マイ茶碗、マイお椀。
こういった習慣があるのは日本特有らしい。

住環境は高度成長期よりだいぶ変わってきた。
スタイルは欧米風の住宅に変わり、工法も2×4だ。
集合住宅もだいぶ増えた。文化住宅なんてのもあったな。
インテリアもだいぶ様子が違う。
茶の間→リビングになってきた。
ちゃぶ台からセンターテーブルに、座布団からソファーに変わった。
しかし、このリビングという生活スタイルに日本人はどれだけ馴染んでいるのだろう?
僕の仕事柄、お客さんから良く聞くのは「ソファを背もたれに座る」だ。椅子に座っていられない。
とブログを書いている僕も椅子の上で胡坐をかいている。

でも、オフィスや電車、ホテルでは違う。
ちゃんと座っている。

ここで一つの仮説が出来た。
「靴」だ。
日本人は元来、はだしに近い状態で家の中を過ごす。

前者と、後者の違いも靴だ。
靴を履いているときは椅子のスタイルにも馴染める。
後者の靴を脱いだ状態では椅子の生活が馴染まない。
こういう仮説が出来る。

本当に日本人がくつろげるスタイルは靴を脱いだ状態だ。
長時間飛行機に乗る場合は靴を脱いでいる人も多いことと思う。

と言うことは、今の住環境が日本人の生活スタイルに合わないのは言うまでも無い。

本当にリビングスペースをくつろげるものにしたいなら、
やはり、床面に座れるスペースを作るべきであろう。
フローリングの床にぺたりと座るのは楽とはいえない。
座布団やクッションを置くのもいいが、ソファーの足元に絨毯。
いいウールの絨毯を敷くととても心地のいいスペースが出来ます。
くつろげるリビングには人が集まるでしょう。
東大入学者にはリビングで勉強した子が多いと聞くし。
結構、家庭環境の問題点ってのもこの辺りにあるのかもしれないなぁ。