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ペルシャ絨毯と座標

今日、テレビで『博士の愛した数式』というのをやっていた。
80分しか記憶を保てない数学博士と家政婦とその息子のほのぼのとした生活を描いた映画だった・・・と思う。
続き
数式に美しさを求める博士のような数学の先生に出会っていたら、今頃僕は数学者になっていたことは言うまでもない(爆)

で、何の関係が有るのかというと、絨毯と数学の関係を以前から感じていたわけで。

絨毯の構成を考えると縦糸と横糸がある。
でその縦糸にパイルという絨毯の模様になる糸を結びつけたものが絨毯になるわけだ。

つまり、縦糸がy軸で横糸がx軸、パイルが座標になる。
実際デザイン画をを作るときは方眼紙に一点一点色を載せていくわけだから、y=220、x=284の場合パイルの色は何色と決まってくるわけだ。
ちなみに、220と284の関係は友愛数(余談)

で、世界最古の絨毯というのがある。
2500年ほど前に作られた絨毯である。
パジリークラグという絨毯で、エルミタージュ美術館に行けば見に行けば見られる。

図案からして、おそらく下書きがあったのではなかろうかと思われるのだが・・・(僕の想像)

で、座標の由来を調べて見ると・・・
フランスの数学者でもあり哲学者でもある、ルネ・デカルトが病気療養中にベッドで天井を見ながら思いついたという説があるらしい。しかし彼の生涯は・・・
生年月日: 1596年3月31日
没年月日: 1650年2月11日
であるからして、2000年近く前にその概念は出来ていたことになる。
しかも、複雑な模様を絵ではなく糸で表現していたわけだからまたビックリデス(*_*)

また、もうちょっと数学的に絨毯を見てみようっと(^^)v
とはいっても数学の成績はとてつもなく悪かったのは言うまでもないが(爆)